さて、この眼鏡パーツを切り離してフレームを折り曲げれば計画完了です。
ますはボークスの眼鏡を切り離してみます。リリアンにはこの中では一番上の眼鏡が似合うのではないかと思うのですが、イキナリチャレンジして失敗すると悔しすぎるので、一番下ので作業手順の確認もかねて練習。
左右両端は難なく切断できました。ぶっちん、という感じでちょっと反動が大きい感じもしますが、金属ですからこんなものかもしれません。力みすぎてゆがんだりすると悔しいので少し長めに切ってバリはヤスリで削ったほうがいいかもしれません。
さらに切断作業を進めていきます。
ここで問題が発生。手持ちのニッパーが大きすぎて切断できないのです。切断部分に刃をいれることができません。
この、丸で囲った部分です。ニッパーの刃が眼鏡のフレームと干渉してしまい、切断することができないのです。とりあえず、下の大きな部分を斜めに切断して干渉しないようにしたいところです。
しかし、ニッパーで挟んでも切れません。跡が残るだけで、曲がりはするものの切断するまでにはいたりません。もっと細いニッパーが必要です。
というわけでまたも100円ショップでプラスチック用ニッパーを購入。
これはさっきまでのニッパーよりも薄いので期待できます。期待外れでした。
コレでもまだ大きすぎて刃が入りません。
仕方がないので社会人ぱわーを投入します。お金に物を言わせて高級な工具を投入します。
実はこんなこともあろうかと(真田技術班長の声で)、ニッパーを購入した時にセントラルホビーという模型屋に立ち寄ってスグレモノを購入しておいたのです。
何がスグレモノかというと単にスグレモノという商品名らしいのですが、その名に恥じない仕事をしてくれるハズです。何しろ、謳い文句には「エッチングも楽々カット!」と書いてあります。期待できます。
ぢょりっ
おおっ! ニッパーよりもはるかに滑らかに切断できます。
それでもやはり先程の部分には刃が入りません。しかし、下の部分を切り取ってしまって刃が入る隙間を作り出すことができます。コレはニッパーでは無理でした。すごいぞスグレモノ(商品名)っ!
バリもほとんどスグレモノでぢょりっと切り取ることができました。
値段もスグレモノで、1,400円。ニッパーの14倍もの価格を誇ります。しかしその価値はあるといえます。
さて、ボークスの眼鏡を付けることは完了しました。しかし、リリアンにはすこし小さいようです。
一回り大きい、コトブキヤの眼鏡を付けることにしましょう。
こちらは切断する部分が眼鏡のツルのところだけというお手軽さです。ではさっそく切断…
固いです。ニッパーでは無理です。二ヶ所だけなのでニッパーでもいけると判断したのですが甘いようです。
またもスグレモノに登場願うワケですが、スグレモノでも苦戦するくらい固い。それでもぷっちん、ぷっちんという程度で切断完了。
あとは眼鏡のツルをペンチでひっつかんでぐいっと曲げれば完了。
しかし、コトブキヤの眼鏡は固いところが難点ですが、作業自体は結構楽です。ボークスのものに比べて切断する部分が少ないので手間がかかりません。また、切断する部分もツルの後ろなのでバリがあっても目立ちません。ボークスの眼鏡はフレーム部分の上下にも切断する部分があるのでその部分のバリをキレイに取り除かないと眼鏡にトゲが生えているというシュールなデザインになってしまいます。
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