![[補完計画]](fivapm.png)
2002年12月01日 Version 0.0.14.0 リリース
CASSIOPEIA FIVAの省電力機能は他のノートパソコンと比べると見劣りする。この補完計画は、省電力機能をソフトウエアから補完しようという試みである。
CASSIOPEIA FIVAにおける省電力機能の問題点は、設定を使い分けることが出来ないことにある。
標準状態で添付されているMOBLIE COCKPITでは手動操作によって省電力の設定を行うことはできるが電源の状態に応じて自動的に切り替えることまではできない。
通常に於いて用意されている設定は
となっている。ユーザが自由に設定できるのはユーザ定義の1つだけであり、他の設定は変更することはできない。
BIOSにて外部電源を用いている状態では省電力機能を無効にするという設定が可能なのでこの機能を利用して
という事もできるが、外部電源を使用している時に細かい設定ができないため所詮は誤魔化しにしかならない。
外部電源での運用時と内蔵電源での運用時とで省電力の設定を使い分けられること、また自動的に切り替えられるソフトウエアの開発が急務である。
以上を踏まえて開発したソフトウエアがFIVAPMである。
このソフトウエアはOSからの電源状態変更通知を受けて省電力機能の設定を変更する。
また、バッテリ残量をグラフで表示したりCPUの温度を表示するなどの機能もあわせ持っている。不要な項目は非表示にできるため不必要に画面を占有することは無い。
このソフトウエアの使用にあたっては、FIVAのBIOSコントローラとしてCASBIOS.OCX、ランタイムライブラリとしてMFC42.DLLが必要である。